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小型映画ヒント集

フィルム調査を通じて学んだことを随時掲載します。

【便利なツール】


【フィルム】
リーダーの劣化
フィルムベースの見分け方
シングル8・スーパー8用スプライシングテープ
レギュラー8のパッチテープスプライサー

【音声】
磁気コーティングされた8ミリフィルムのクリーニング
レギュラー8のサウンドフィルム
磁気テープの取扱い
SP盤レコードの手入れ

【機材】
8ミリ映写機ベルトの修理
16ミリ映写機のハロゲンランプ
映写機のランプを探す
8ミリエディターのハンドルの不具合
映写機ベルトの劣化
サウンド映写機のゴムローラー(アイドラ)の劣化


リーダーの劣化
8ミリは現像すると、先頭にリーダーがついて返ってきます。そのリーダーが古くなって変色し、フィルムにも影響を与えてしまうことがあります。
8leader18leader2
例はこちら。FUJIのリーダーで真ん中に緑色のラインが入っているものは、このように変色してしまいます。
このリーダーに接触している部分のフィルムも色がぬけてしまうようです。クリーナーで拭いても汚れがとれません。

Little Filmによれば、プラスチック製のリーダーは縮んでしまうため、Kodak製のトリアセテートリーダーを付けるのがおすすめです。

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フィルムベースの見分け方
8ミリの場合、フィルムベースは一般的に以下が使われています。

しかし、別のメーカーのフィルムなど、よく分からない場合もあります。その見分け方をご紹介します。

1.偏光フィルター法
こちらのサイトの下のほうに詳しい説明があります。偏光フィルター(ここでは立体映画の眼鏡を使っています)を不透明になるように重ね合わせ、その間にフィルムを挟みます。ライトボックスなどの光ですかして、不透明なままならアセテート、光が透過すればエスターです。

2.電燈にかざす法
esterfilm簡単なのはこちらです。リールにまいてあるフィルムを電燈にかざすと、エスターの場合は写真のように光を通しますが、アセテートの場合は通りません。

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シングル8・スーパー8用スプライシングテープ
シングル8を接合する時に必要なスプライシングテープが値上がりしました。LPLのシネ用品のページをご覧ください。

シングル8はエスターベースのため、セメントスプライサーが使えません。またアセテートベースのダブル8・スーパー8であっても、現在はセメントを使用することはほとんどないそうです。

穴なしロールテープを使って、パーフォレーションを開けることのできる8ミリ用のスプライサーがイタリアのCIRにあります。これに16ミリ用のスプライシングテープを転用できればいいのですが、テープ幅は独自のものを使っているようです。

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レギュラー8のパッチテープスプライサー
R8splicer1HMD北千住のご協力で、レギュラー8のパッチテープスプライサーを見せていただくことができました。
R8splicer2写真はLPL製のものです。上部レバーは編集箇所でフィルムを切断するためにあります。
編集箇所をガイドにあわせて置いた後、すでにパーフォレーションの穴の開いているパッチテープをフィルムの下に挟み込み、台紙をはがして包むように接合します。まるで絆創膏のような感じです。
これと同じパッチテープはKODAKにもあります。ただしどちらも現在は生産しておらず、中古品を手に入れるしか方法はない模様。そのため、粘着力に不安はあるようです。

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磁気コーティングされた8ミリフィルムのクリーニング
8ミリのサウンドは大抵フィルムのふちに細い磁気テープが貼り付いていて、そこに音声が記録されています。
これをフィルムクリーナーで通常どおりふき取ってもよいかどうか、質問してみました。

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レギュラー8のサウンドフィルム
本でしか見たことのなかったレギュラー8のサウンドフィルム(磁気コーティング)を、HMD北千住のご協力で見ることができました。

r8mag写真はリーダー部分なのでちょっと見にくいのですが、パーフォレーション側にコーティングされています。このコーティングは現像所に依頼して作業してもらうので、かなり高価だったそうです。

これに対応する映写機はELMO、リコー、東映、キャノンから発売されていましたが、現在は見つけるのも難しく、また、見つかっても故障している可能性が高いです。シングル8の磁気よりはがれやすいという報告もあります。

テレシネは音入れを別に作業する分だけ上乗せになりますが、可能です。

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磁気テープの取扱い
6ミリテープ8ミリカメラで映像を撮影し、オープンリールのテープレコーダーで音声を録音する方法をとっていた方も多かったようで、磁気テープに記録された音声の保存は今後の課題です。8ミリフィルムとセットでよく使われていたのが1/4インチ(6ミリ)テープです。その再生法、保存法について簡単に触れておきます。

テープの薄さがダメージの原因となることが多く、磁気部がベースから剥離する恐れがあるので、緩んでいるからとってむやみに巻き直すのは危険です。

劣化してカビが生えたテープでも、一回だけなんとか再生可能な場合があります。ただし、ヘッドに擦れたとたん磁性体が剥がれてしまい、二度とテープが再生不可になることがあり、その場合はデッキ自体も剥がれたカビと磁性体で汚染されてしまうので、その後まともなテープの再生には使えません。テープのバインダーが溶けて固まってしまうほど劣化しているテープは再生できません。

再生の際はベーク(低温釜で磁気部をベースに密着させる作業)をする必要があります。ベークは素材に負担をかけるので何度も繰り返すことはできません。

当面再生したり複製したりすることがなければ、重みでテープがつぶれない丈夫な容器に入れて、そのままの状態で保存するのが一番です。コダック製のアセテートベースのものを除いては、加水分解の心配はありません。湿度は低いにこしたことはないのですが、フィルムほど神経質になる必要はないようです。

こちらが参考になります(全て英語)。
FACET FORMATS
Space Bros.
Magnetic Tape Strage and Handling

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SP盤レコードの手入れ
ゲストレクチャーVol.9でも取り上げたSP盤レコードは、再生の前にほこりや汚れを除去する必要があります。

一番手軽なのは盤面を水(中性洗剤を溶いたものでもOK)で洗うことです。このときレーベルを濡らさないよう注意しましょう。SP盤には「シェラック」という材料が使われており、これがアルコールに溶けるため、クリーニングにアルコールを使ってはいけません。洗ったあとに、きちんと乾かすことがとても重要です。乾かすときは、斜めにすると盤がゆがむことがあるので、垂直か平らにします。

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8ミリ映写機ベルトの修理
8ミリ機材の修理は、純正品を見つけるのが難しく、修理業者も数が少ないので、なかなか難しいものです。中でも切れやすい映写機のベルトを自分で作る方法を紹介します。

【必要なもの】
ウレタンコード(東急ハンズなどで購入可能)
はさみ、剃刀
ライター

【作業手順】
1.ウレタンコードを切れた映写機ベルトと同じ長さに切る
2.切断面をライターであぶる
projector_belt1
3.熱いうちにもう一方の切断面とくっつけて固定する
projector_belt2
4.しばらく置いた後、溶けてはみだした分を削り取る
5.映写機に装着する

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16ミリ映写機のハロゲンランプ
映写機のランプは「小型映画部リンク集」の方で光東電気をご紹介していますが、こちらのような舞台照明用機材からも購入できるようです。

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映写機のランプを探す
8mmlamp8ミリや16ミリの映写機のランプでお馴染みなのはラッパ型をしたランプですが、それ以外にも写真のような形をしているものもあります。これらを探すときに便利なサイトを二つご紹介します。

Replacement Light Bulbs
メーカーまたは映写機の名前から検索することができます。
Don’s bulbs
ボルト・ワット数、口金の形などから検索可能です。

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8ミリエディターのハンドルの不具合
エディターのハンドル部分(巻き取り部分)がうまく回転しなくなってしまった、といった不具合がみられることがあります。
一般的には内部の部品の故障が原因のようです。

ハンドル部分を分解し、中を開けてみて簡単に直ることもありますが、エディターはほとんどが量産品ですので、プラスチックの歯車や部品などが破損していると、同じ機種の部品と交換する以外に直す方法がないと思われます。

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映写機ベルトの劣化
projector_belt映写機のベルト切れは故障の原因の大半を占めます。
もともと取り付けられているベルトのうち、ゴム製のものは古くなると、写真のように、黒ずみ、茶色い斑点がポツポツとできて、カラカラに干からびたような状態になる場合があります。
さらに進むとポロポロとこぼれてきて、映写機を汚す原因になります。

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サウンド映写機のゴムローラー(アイドラ)の劣化
16mmローラー
16ミリのサウンド映写機には、音声を再生するエキサイターランプに近い部分にフィルムを押さえつけながら走行させるローラー(アイドラ)があります。このローラにゴムが使用されているものの場合、ゴムの経年変化により、写真のように徐々に粘ついたものがしみ出てきます。また、さらに劣化が進むと、ゴムが変形し、ローラーとして機能しなくなります。この劣化したゴムの汚れは、映写時にフィルムに付着すると、フィルムをクリーニングしても取れなくなることがあります。ローラーはネジやボルトのような交換部品が一般に流通していないため、この部分だけを取り替えることができません。修理にはいくつかの方法がありますが、簡単なものとしては、別の映写機から劣化していないローラーを移植する方法があります。

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About...

映画保存協会(FPS)は、映画フィルムを文化財として保存する活動に取り組んでいるNPO=特定非営利活動法人です。

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