ちいさなちいさな「オモチャのフィルム」
2007/11/21 | filmpres | trackback2. 大阪芸大玩具映画プロジェクトの巻
メールにて問合わせてみると、大阪芸術大学の玩具映画プロジェクトではフィルムの寄贈を常に受け付けていることがわかりました。最新版の所蔵リストもいただきました。既に所蔵のある作品でも版違いの可能性があるため、選別せずに受け入れてくださるとのこと。そこまでわかってほっと一息です。
さらに、寄贈されたオリジナルからデュープ(ネガ)をとって、そこから上映用ポジを2本焼くという流れで復元がずんずん進みます。残念ながらフィルム置き場は湿温管理の行き届いた環境ではないようですが、今後このプロジェクトが発展し、評価が一層高まれば、専用倉庫も確保され、アーカイヴとしての体裁が整っていくかもしれません。なにより玩具フィルムという日本特有の家庭用《可燃性》フィルムが、一つ所に集約されれるというのは、映画史研究の上でも意義深いことのように思われます。
その上、希望すればポジ1本とテレシネ版(VHSテープやDVD)が持ち主に送られます。所蔵フィルムの貸出も(現時点では)不可能ではないとのこと。一旦寄贈したら二度とそのフィルムを目にすることはできないの?という不安を口にされる持ち主の方が多い中、このように柔軟な対応をしていただけるのなら安心です。上映できないにしても「これが玩具映画です」という現物を展示または提示したいということが、小会にとっても将来的にないとはいえません。
そんなわけで、頼光さんのフィルムの中でも玩具映画8ロールに関しては、すべて玩具映画プロジェクトに寄贈することになりました。
1)日本時代劇『忍術真田十勇士』
2)日本時代劇『丹下左膳余話 百万両の壷』
3)日本アニメ『探偵ターチャン殺人電波』
4)日本アニメ『人造人間大暴れの巻』[タイトル断片のみ]
5)題不明外国劇映画
6)題不明日本時代劇1
7)題不明日本時代劇2
8)題不明日本時代劇3
以上のタイトルはすべて映画保存資料室で閲覧可能です。2)はずっと以前に小会の理事長、永野が16ミリで発見した「幻の殺陣シーン」の青色染色版でした(!)。
玩具映画8ロールはこうして復元されましたが、頼光さんのフィルム、残りの2ロールはというと…
