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東南アジア・映像アーカイヴを結ぶ絆・SEAPAVAA

2003/3/9 | admin | trackback

東南アジアの映像アーカイヴの多くは、高温多湿の気候、国際アーカイヴ連盟(FIAF)の年会費を支払うこともままならない経済格差など、常に厳しい条件を強いられている。西欧主体のFIAFがカバーできないこれらの難題に協力して取り組む動きが90年代初頭から盛り上がり、ついに1996年2月、フィリピンのマニラにて東南アジア諸国及びオセアニアのアーカイヴによってSEAPAVAA(東南アジア太平洋地域視聴覚アーカイヴ連合, South East Asia and Pacific Audio Visual Archive Association:シパーヴァと発音)が結成された。以降、参加国の貴重な映像資料を守るため、技術・資金援助、メーリングリストの運営、会報の発行、年次会議の開催などを通して友好関係が築かれている。残念なことに、2003年5月の第8回SEAPAVAA会議(ブルネイ・ダルエスサラーム [テーマ] 完成されたアーカイヴを目指して - 確実な結果を残していく為の実践的ステップ) は、SARSの影響で延期となってしまった。しかし、2004年の第9回会議(ベトナム) はFIAF総会との合同開催が決定している。

SEAPAVAAの立役者とも言えるオーストラリア・映像アーカイヴ界の重鎮、レイ・エドモンドソン氏は、いかにFIAFがアジアのアーカイヴをその視野に入れようとしないか、という点を度々問題にしている。2004年のFIAF総会を契機にSEAPAVAAの活動がどう変化していくのか、今後が楽しみなところ。また、東アジアのアーカイヴ間にもこのような交流が生まれることを願いたい。

SEAPAVAA結成までの足跡

1993年、マニラのASEAN/東南アジア諸国連合会議でフィルム&ビデオ保存活動が話題に。1995年5月、キャンベラ(オーストラリア)でのASEANでフィルム&ヴィデオ保存についてのセミナーが開催される。バンコクでフィルム&ヴィデオ保存に関する法律が完成。1996年2月、マニラで開催されたASEAN-COCI (Committee on Culture and Information) にてSEAPAVAAが誕生。

これまでのSEAPAVAA会議、開催地とテーマ

加盟団体及び個人

フルメンバー:オーストラリア2、ブルネイ1、インドネシア4、ラオス1、マレーシア4、ブルネイ1、ニュージーランド2、パプア・ニューギニア1、フィリピン8、シンガポール2、タイ3、ベトナム1、以上30団体

アソシエート・メンバー:オーストラリア5、フィリピン3、タイ1、イギリス2、アメリカ1(=AMIA)、以上12団体

個人:オーストラリア1、オーストリア1、ドイツ2、カンボジア1、インド1、インドネシア1、マレーシア2、パプアニューギニア1、フィリピン5、シンガポール1、タイ1、イギリス1、アメリカ2、ベトナム1、以上21名(2003年3月現在)

(2003年3月執筆)

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